定期テストの結果はいかがだったでしょうか? 期待通りの成績がついた人もいれば、こんなはずではなかったと残念に思っている人もいるでしょう。今月は、定期テストが終わった後にすべきことについて考えてみましょう。
テストの結果と向き合おう
テストの点数が悪かったとき、見たくないからといってそのまましまい込んでしまったり、捨ててしまったりしている人はいないでしょうか。
テストの結果は自分の勉強の結果であり、ひとつの作品でもあります。そしてそこから多くのことが学ぶことができます。ですから、しまい込んでしまっては、成績向上のためのせっかくのチャンスを失ってしまうことになるのです。
テストが返ってきたら、点数ではなく、その点数をとった過程、すなわち解答の内容をまずじっくりと見返すようにしましょう。
どんどん言い訳をしよう
テストの結果を問題ごとに見直すと、うっかりミスや、言い訳をしたくなるようなミスに多く出会うはずです。そんな時は、積極的に自分に言い訳をして下さい。
「言い訳は良くない」という考え方もありますが、定期テストの結果について言うならば、積極的かつ次回につながる具体的な「良い言い訳」であれば、どんどんした方が良いのです。但し、テストの問題が悪いといった、他人のせいにするような悪い言い訳は意味がありません。
良い言い訳とは、たとえば、計算ミスがなかったらあと○点あったのに、解答の指示が正しく読み取れていたらあと○点あったのに、といった具合です。そして、取れたはずの点数、すなわち幻の点数を積み上げてみましょう。かなりの点数になるはずです。
言い訳をしたら、次はどうすれば取れなかった点数が現実に取れるようになるか、そのための具体的な方法を考えてみましょう。その方法が具体的であればあるほど、次回のテストではその幻の点数が現実に近づいていくのです。
但し、この言い訳は自分の心の中に留めておきましょう。良い言い訳であったとしても、それをご両親にすることはよくありません。
点数が取れた場合でも油断しない
テストの結果が思ったより良かった場合も、そのままにしていてはいけません。
そのテストの中には、十分理解していないのに偶然取れた点数もあるはずです。結果的に正解として○がついた問題であっても、今度は自信を持って解答できるよう、しっかり復習しておきましょう。
また、点数が取れたからと言って油断して次回のテストに臨んでしまうと、その油断が悪い結果を招いてしまいます。特にテストの平均点が高かった場合は、次回のテストでは問題が難しくなってしまうことが予想されます。
良い成績は、維持するのも大変なのです。油断することなく、良い成績が次回も取れるように、一層がんばりましょう。
定期テストが終わったからといって油断していると、すぐ次のテストがやってきます。特に中間テストと期末テストの間は約1ヶ月と短く、この1ヶ月でテスト範囲を終わらせるために、授業は非常に速いペースで進むことになります。次のテストで良い結果を残せるよう、テストの結果をじっくり分析して次のテストに臨みましょう。
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